お知らせ
2020/03/13
RELEASEプレスリリース|新型コロナウイルス対策前後のビジネス街をKDDI Location Analyzerで読み解く
報道関係者様 お客様各位
政府より「時差出勤・テレワーク」推奨要請のあった2/25前後の平日オフィス街を分析
東京・新宿・渋谷・新橋の駅周辺の通行人口の変化を、GPSデータで読み解く
全ての年代で要請翌日の2/26以降減少
翌週からは減少傾向が加速、昨年2月より3割以上減少
全観測地点で人出減るも、混雑時間帯の変化少ない
商圏分析・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発・販売・運用支援を行う技研商事インターナショナル株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:小嶌 智海、以下「当社」)は、KDDI株式会社と共同開発した地図情報システム「KDDI Location Analyzer」を用い、2020年2月25日に政府より発表された「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」の一環となる「時差通勤」や「テレワーク」の推奨要請前後の都内4つのビジネス街の通行人口(20代以上)の変化を調査分析しました。
■分析概要および結果
スマートフォンのGPS位置情報ビッグデータ※1を分析できる地図情報システムKDDI Location Analyzerを用い、東京駅、新宿駅、渋谷駅、新橋駅周辺を起点とする半径500mの各エリアの通行人口※2を、性別・世代別・時間帯別に分析しました。政府要請前の期間は2020年の「2/1~2/25までの平日」、政府要請後の期間は「2/26~2/28」と「3/2~3/5」と週を分けて設定。それぞれ3つの期間で「2019年2月平日」と比べどう変化したかを調査しました。(すべて1日の平均値に換算し比較)
・集計方法 :全人口推計値
・データ収集期間 :要請前(2020年2月1日~25日の平日)、要請後①(2020年2月26日~2月28日)
要請後②(2020年3月2日~3月5日)、昨対2月(2019年2月平日)
・時間帯 :7時~23時台
・通行人の条件 :指定のエリアを徒歩で通行した20代以上の人のGPS位置情報データを計測
※1推定居住地は、施設への来訪者のGPS位置情報データを元に、夜間長期間滞在している場所と定義します。なお、取得するGPS位置情報データは、 KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データを指します。※2取得するGPS位置情報データ(正解データ)および人口等の統計データをもとに、分析地における通行人の推計を算出しています。
【分析結果概要】
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- 要請前の通行人口は、60代以上は既に減少傾向にあるが、若い世代は昨年対比で増加または横這い傾向。
政府要請のあった2/26以降は、20代・30代でも減少し全世代で減少傾向に。
- 要請前の通行人口は、60代以上は既に減少傾向にあるが、若い世代は昨年対比で増加または横這い傾向。
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- 全エリア・全世代の平均値を昨年と比べると、要請前で94.3%、要請後①には80.9%、要請後②には70.5%
通行人口は全エリア・全世代で段階的な減少傾向が見られた。
- 全エリア・全世代の平均値を昨年と比べると、要請前で94.3%、要請後①には80.9%、要請後②には70.5%
- 各エリアとも通行人の数自体は減少するも、人が多くなる時間帯に大きな変化はなし。
“サラリーマンの街”新橋は、要請前後での減少幅が他のエリアと比べ大きく出た。
朝の通勤ラッシュ帯(7時~9時)で見ると、7時に駅周辺を通行している人の割合が、8時、9時台と比べ全エリアとも増加傾向。
夕方の通勤ラッシュ帯(17時~19時)の駅周辺は、全エリア共通の傾向は見られず。
■分析結果詳細
■KDDI Location Analyzer とは
KDDI Location Analyzerは、GPS位置情報ビッグデータ (※) および属性 (性別・年齢層等) 情報を搭載したクラウド型GIS(地図情報システム)です。当社とKDDI株式会社との協業によって生まれ、2019年6月より提供開始しています。
街に来訪する人の動きを、高い鮮度で細かく把握できるため、より踏み込んだ分析が可能。エリアマーケティングで最も活用される500mメッシュ単位よりさらに小地域な125mメッシュ単位でミクロな分析を行うことができます。
※位置情報ビッグデータとは、KDDIがauスマートフォンユーザー同意のもとで取得し、誰の情報であるかわからない形式に加工した位置情報データおよび属性情報 (性別・年齢層等)を指します。
【主要分析機能】※2020年3月時点 | |
➀滞在人口分析 店舗等、任意の施設やエリア周辺の滞在人口を平日/休日、時間帯別/性・年代別に集計。滞在人口の分布を125mメッシュ単位で可視化。 |
③主要動線分析 店舗や施設周辺エリア内で、人の流れ(動線)を、道路ごとに方向/性・年代別に絞り込んで地図上に可視化。 |
②通行人口分析 エリア内の交通量を平日/休日、時間帯別、性・年代別、交通手段(自動車、徒歩)別に道路ごとに集計。道路単位で交通量を可視化。 |
④来訪者属性分析 店舗等、任意の施設やエリアをジオフェンスとして登録し、期間、時間帯、来訪日数、滞在時間などを設定。来訪者の推移、ボリューム、特性を把握。 |
■無料トライアルキャンペーン実施中
KDDI Location Analyzerのトライアル版を、2週間無償でお試しいただけるキャンペーンを実施中です。
▶詳細はこちら
https://www.giken.co.jp/service/kla/trial/
▶サービスサイトはこちら
https://www.giken.co.jp/service/kla/
■KDDI Location Analyzer 過去のプレスリリースや自主調査発表
▶2019年9月 「主要動線分析機能」発表(プレスリリース)
https://www.giken.co.jp/information/kla_190904/
▶2019年10月 「来訪者居住地分析」発表(プレスリリース)
https://www.giken.co.jp/information/kla_191011/
▶2019年11月 「花火大会の混雑状況分析」(自主調査発表)
https://www.giken.co.jp/column/201911/
▶2019年12月 「GPS位置情報を使ったOD調査」(自主調査発表)
https://www.giken.co.jp/column/201912/
▶2020年1月 「投資情報としてのGPS位置情報データ」(自主調査発表)
https://www.giken.co.jp/column/202001/
▶2020年1月 「来訪者居住地分析機能」がバージョンアップ(プレスリリース)
https://www.giken.co.jp/information/kla_200121/
■会社概要
会社名:技研商事インターナショナル株式会社
代表者:代表取締役 小嶌智海
所在地:愛知県名古屋市東区主税町2-30 GSIビル
設立 :1976年1月
資本金:231,125,000円
事業 :・エリアマーケティングGIS(地図情報システム)の開発、販売、サポート
・センサス/市場データ及び各種業界向けデータベースの開発、販売
・マーケティング分析プラットフォームによる情報提供・共有・連携サービス
・中国市場のマーケティング指標及び商圏分析レポートの提供・連携サービス
URL : https://www.giken.co.jp/
<本件に関するお問い合わせ先>
技研商事インターナショナル株式会社 東京支店 担当:マーケティング部 市川(いちかわ)
東京都新宿区新宿2-1-12 PMO新宿御苑前 7F
TEL:03-5362-3955 FAX:03-5362-3966
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