エリアマーケティングラボ

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ポスティングとは|効果や実施手順、実際の配布事例について解説

2025年3月31日号(Vol.137)

はじめに

ポスティングとは、チラシやカタログ等を住宅のポストや店頭に直接投函して告知する広告宣伝・販売促進の手法です。特定のエリアに絞って情報を届けられるため、ターゲット層に直接アプローチすることができ、様々な業界の地域密着型の店舗やサービスにおすすめです。
本コラムでは、ポスティングの基礎知識から効果的な活用方法までを徹底解説。エリア販促媒体や他の手法との比較、ポスティングサービスの特徴、配布方法のコツ、クレーム対応戦略など、実践に役立つ情報を満載でお届けします。


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ポスティングのメリット

ポスティングは、チラシを直接各家庭や事業所に配布することで、ターゲットとなる顧客に直接情報を届けることができる広告手法です。ここでは、看板広告やテレビコマーシャル、デジタル広告などの他媒体や手法と比較したメリットをご紹介します。

【ポスティングのメリット】
・チラシの制作費や配布費用はかかるものの、ターゲットとなる顧客に絞って情報を届けることができるため、無駄なコストを抑えることができる。
・特定のエリアに絞って情報を届けることができるため、地域住民に情報を浸透させることができる。また、地域住民とのコミュニケーションツールとしても活用することができる。
・クーポンやキャンペーンなどのQRコードをチラシに掲載することで、チラシの効果測定ができるため費用対効果が測りやすい。

新聞折込チラシ、戸別訪問、看板・ポスター、インターネット広告、イベント・セミナーなど、ポスティングとは異なるメリット・デメリットを持つ媒体とポスティングを組み合わせることで、より効果的なエリア販促戦略を展開することも期待できます。

広告媒体におけるポスティングの立ち位置

様々な広告媒体が存在する中で、ポスティングはどのような強みを持つのでしょうか?

【他の広告媒体との比較】
• テレビ広告:
大規模な宣伝効果が期待でき、知名度の向上に役立ちますが、費用が高額になりがちです。
• 新聞広告:地域密着型の宣伝に有効ですが、ターゲット層に限定されます。
• 雑誌広告:特定の層へのリーチは可能ですが、広告掲載料が比較的高いです。
• 地域情報誌:地域密着型媒体ですが、配布エリアとターゲット層が限定されます。
• ラジオ広告:比較的安価な費用で宣伝できる反面、効果測定が困難になります。
• インターネット広告:幅広い層へのアプローチが可能ですが、競争が激しく費用が上昇傾向にあります。

ポスティングはこれらの媒体に比べて、比較的安価なコストで地域住民への情報伝達を実現できます。また、チラシのデザインや内容を工夫することで、ターゲット層への訴求効果を高めることができます。


ポスティング実施までのプロセス

一般的な問い合わせから配布までのポスティングプロセスは以下の通りです。

1. 問い合わせ:顧客からポスティングを依頼したい旨の問い合わせを受け付けます。
2. ヒアリング:顧客のターゲット層、配布エリア、配布時期、予算などの詳細をヒアリングします。
3. 見積もり:ヒアリング内容に基づいて、ポスティング料金の見積もりを作成します。
4. チラシ制作:顧客がチラシを準備していない場合は、チラシ制作をサポートします。
5. 配布エリア選定:顧客のターゲット層に合わせた配布エリアを提案します。
6. 配布:プロの配布スタッフが、丁寧にチラシを各家庭のポストに投函します。
7. 報告:配布完了後に、配布枚数や配布エリアのレポートを提出します。
8. フォロー:配布後の反響状況や顧客の満足度をフォローアップします。

ポスティング成功のポイント

ポイント1:クレーム対応

ポスティングは、不特定多数に情報を届けるため、クレームが発生する可能性があります。

■ クレームの原因
• 誤配:チラシが誤った住所に投函されること。
• 汚損:チラシが破損したり、汚れが付着していること。
• 騒音:ポスティング作業によって騒音が発生すること。
• 迷惑:チラシが不要な押し売り行為と捉えられること。

■ クレーム対応のポイント
• 迅速な対応:クレームが発生したら、迅速に対応することが重要。誠意を持って対応することで、顧客の不満を軽減することができる。
• 丁寧な説明:クレームの原因を丁寧に説明し、謝罪する。また、再発防止策を説明することで、顧客の信頼を回復することができる。
• 誠意のある対応:クレーム対応は、顧客との信頼関係を築くチャンス。誠意を持って対応することで、顧客の満足度を高めることができる。

■ クレーム予防策
• 配布エリアの確認:事前に配布エリアをしっかりと確認し、誤配を防ぐ。
• チラシの品質管理:破損や汚れのないチラシを配布する。
• 配布方法の工夫:騒音や迷惑にならないように、配布方法を工夫する。
• チラシの内容に注意:不要な押し売りにならないように、チラシの内容に注意する。

■ クレーム対応マニュアルの作成
クレーム対応マニュアルを作成することで、迅速かつ適切な対応が可能になります。マニュアルには、以下の内容を盛り込みましょう。
• クレーム発生時の連絡先
• クレーム対応のフロー
• 謝罪の仕方
• 再発防止策

クレーム対応は、顧客との信頼関係を築く重要な機会です。迅速かつ誠意のある対応を心がけ、顧客満足度を高めましょう。

ポイント2:チラシのデザイン

チラシは、ターゲットに情報を伝えて購買意欲を掻き立てるための重要なツールです。デザインの良し悪しは、チラシの効果を左右する重要な要素です。売れるチラシを作るためのデザインの基本は以下の6つのポイントです。

1. ターゲットを意識したデザイン
誰に何を伝えたいのかを明確にし、ターゲット層に合わせたデザインを心がけましょう。年齢層や性別、ライフスタイルなどによって、好まれる色やフォント、情報量は異なります。ターゲットに合わせたデザインにすることで、より興味を持ってもらえるチラシになります。

2. 明確なメッセージ
チラシに掲載する情報は、誰にでもわかりやすく、簡潔にまとめましょう。伝えたいことが多すぎて情報量が多くなると、かえって読みにくくなってしまいます。チラシの目的を明確にして、必要な情報を厳選しましょう。

3. 視認性の高いレイアウト
チラシは、パッと見てすぐに内容が理解できるようなレイアウトにすることが大切です。見出しや本文のフォントサイズ、余白のバランス、色使いに注意しましょう。特に、見出しは大きく目立つようにし、本文は読みやすいフォントサイズで、読みやすい行間で配置しましょう。

4. 魅力的な写真やイラスト
写真やイラストは、視覚的に情報を伝えることができるため、効果的に活用しましょう。商品やサービスの魅力を伝える写真や、目を引くイラストを使用することで、より印象に残るチラシになります。

5. 行動喚起
チラシを見た人が、次にどのような行動をとってほしいのかを明確に示しましょう。電話番号やウェブサイトのURL、QRコードなどを記載し、問い合わせや来店を促しましょう。

6. 印刷品質
印刷品質が悪いと、せっかくのデザインも台無しになってしまいます。鮮明で綺麗な印刷を心がけましょう。また、紙質にもこだわり、手に取ったときに高級感や柔らかさを感じられるような紙を選ぶことで、より良い印象を与えることができます。

これらのポイントを意識してデザインされたチラシは、より多くの人の目に留まり、反響を得ることができるでしょう。


ポスティング実施前に準備すること

誰に何を届けたいか。ターゲットを定義する

効果的なポスティングをするためには、まず「誰に何を届けたいのか」というターゲットを明確にすることが重要です。ターゲットを定義する際には、以下の要素を考慮しましょう。
• 年齢層:どの年代層に商品やサービスを届けたいのか。
• 性別:男性、女性、または両方なのか。
• 居住地:どのような地域に住んでいるのか。
• 職業:どのような職業に就いているのか。
• 興味・関心:どんなことに興味を持っているのか。
• ライフスタイル:普段どのような生活を送っているのか。

これらの要素を組み合わせることで、より具体的にターゲットを絞り込むことができます。

GIS(地理情報システム)で配布エリアを定義する

GIS(地理情報システム)を活用することで、ターゲット層の居住エリアや生活行動圏を可視化することができます。
GISとは、地理的位置をもとに、位置に関する情報を持ったデータを総合的に管理・加工し、地図上に視覚的に可視化したもので、高度な分析や迅速な判断を可能にするシステムのことです。

エリアマーケティングに欠かせないGISとは?コラム遷移バナー

GISによるエリアマーケティングを取り入れることにより、効果的な配布エリアを効率的に選定することが可能となります。
以下のコラムでGISを用いたチラシの配布エリア選定の仕方を詳細に解説していますので、ぜひご覧ください。

チラシの配布エリア選定の仕方コラム遷移のバナー

【Pick UP!】 エリア選定に役立つGIS
1. 多様なデータを用いて販促エリアの選定ができる。最長3か月間無料で使えるGIS「 MarketAnalyzer® 5 」
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2. 【統計の専門知識不要】 出店・販促の重点エリアをデータで可視化する「 エリア版相関・スコアリング機能 」
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配布エリア選定に役立つデータ

効果的なポスティングを実施するためには、ターゲットとなる地域の情報を把握することが重要です。
地域の情報を把握するために活用できるデータとして、世帯数や年齢、年収などの基本的なデータだけではなく、生活意識や購買傾向などのサイコグラフィック属性まで押さえた幅広いデータがあります。

基本データ:世帯数、住宅関連、性・年代、年収

ポスティングを行う際には、事前にターゲットとなるエリアの人口構成を把握しておくことが重要です。
基本データには、世帯数、住宅関連、性・年代、年収などの情報が含まれます。これらの情報を分析することで、ターゲットとなるエリアにどのような人が多く住んでいるのか、どのような特徴があるのかを把握することができます。
例えば、世帯数の多いエリアでは、家族連れを対象としたチラシを作成することが効果的です。また、住宅関連の情報から、持ち家が多いエリアや賃貸物件が多いエリアを把握することもできます。性・年代の情報からは、エリアに住んでいる人の年齢層や性別を知ることができます。年収の情報からは、エリアに住んでいる人の収入レベルを把握することができます。

▶ エリア選定で活用されるデータ一覧はこちら

応用データ:人流データ、サイコグラフィックデータ

最近では、性別、年齢や年収といったデモグラフィック属性だけでなく、人流データやサイコグラフィック属性のデータをポスティングの配布エリア選定に利用されています。
人流データは、人々の移動状況に関するデータであり、ポスティングエリアの通行量や時間帯別の人の動きなどを把握することができます。
サイコグラフィックデータは、人々の価値観やライフスタイルに関するデータであり、ターゲットとなる顧客の趣味嗜好や生活パターンなどを分析することができます。

▶ 人流データの詳細はこちら
▶ サイコグラフィックデータの詳細はこちら



位置情報データ活用事例資料のCTA

GISによる配布エリア選定事例

ポスティングの配布エリア選定をする際、GISを使って多様なデータを重ねた分析をすると、よりクリティカルなエリア選定ができます。
今回はリフォーム会社と、学習塾の分析事例を取り上げます。
※分析に使用したGIS:「MarketAnalyzer🄬 5」

リフォーム会社の場合

・ポスティングの目的:リフォームの申込数を増やすため。
・調査内容:需要のあるエリアを調査し、配布エリアを決める。

以下の手順で、需要のあるエリアを調査していきます。

① 「リフォーム需要がある」ことの定義づけを行う。
 ▼ 定義づけの例 学習塾の集客したいペルソナ

② リフォーム需要を定義するメッシュデータをスコア化する。 メッシュデータをスコア化した図

③ 「MarketAnalyzer🄬 5」のスコアリング機能を使って、有望エリアを可視化する。 スコアリング機能
有望エリアを可視化した図


学習塾の場合

・ポスティングの目的:中学受験を見据えた入塾申込を増やすため。
調査内容:中学受験を見据えている親が多く住むエリアを調査し、配布エリアを決める。

以下の手順で、需要のあるエリアを調査していきます。

① 【例】中学受験をメインとした学習塾の場合の、ターゲットのペルソナ像を定義づける。 学習塾の集客したいペルソナ

② 小学生が多いエリアを知るため、東京都内でC層(4~12歳)が多い上位500町丁目を調べる。

③ 親の年収が高いエリアを知るため、東京都内で年収1500万円以上世帯数が多い上位500町丁目を調べる。 年収が高いエリア

④ 生活意識(子供の教育にお金をかけている)スコアが高い上位500町丁目を調べる。

⑤ 最後に、①から④で絞り込んだ情報をもとに、教育意識が高いターゲットエリアを可視化する。



【企業名あり】ポスティング実施前のエリア調査事例

ここでは、販促活動としてポスティングを行っている企業の、GISを活用した事前調査の事例をご紹介します。ポスティングやそれ以外の販促活動にてGISを使いこなし、様々な分析をされているため、ぜひご参考ください。

株式会社電通tempo 様

分析に使用したツール:KDDI location analyzer
電通tempo様
流通・小売業など、リテール型事業を展開する企業のマーケティング・プロモーションを行っている電通tempo様。折込チラシの配布エリア最適化や、キャンペーン・イベント前後の集客施策の効果測定にGISを活用されています。

元々は位置情報データを都度購入したうえで分析や戦略立案の業務をされていましたが、納品されたデータが想定と違ったり、データを見たとき別のエリアや時期など、違う角度で分析したくなることも少なくなかったそうです。
追加の分析や、クライアントの競合店の分析もやりたいとなるとコストがかさむため、位置情報データを使ったサブスクリプション型の人流分析ツール「KDDI Location Analyzer」を導入されました。


特に、チラシ配布期間の前後で店舗来訪者のボリュームを比較できる点、近隣の競合店舗と自店舗に来訪する人を比較できる点が、お客様に一番評価いただけるポイントになっているそうです。このようなデータは、販促施策のPDCAをロジカルに回すことができ、さらに提案に説得力が増します。
とあるクライアントの支援では、KDDI Location Analyzerのデータを見て、チラシの配布範囲を実商圏に基づいて前年よりも圧縮し無駄打ちを減らせたことなどもあり、より顧客目線での支援に役立っているようです。

▶ 事例の全文はこちら

株式会社読売IS 様

分析に使用したツール:MarketAnalyzer🄬
読売IS様
地域密着型のエリアマーケティングを始め、デジタルメディア、マス媒体、交通広告やイベント等、企業のさまざまなプロモーション活動をサポートする株式会社読売IS様。
折込広告のエリア最適化のため、当社GIS(地図情報システム)MarketAnalyzer🄬を新聞折込の分析がしやすいかたちにカスタマイズされながら20年以上にわたりご活用いただいています。
MarketAnalyzer🄬を使用して、営業部では販促に向けたプランニングやエリア選定で簡易な分析を、マーケティング部では店舗開発向けのより精緻な分析を、それぞれ行っています。

また読売IS様のお客様の中には、元々エリア調査のために自らデータを収集し、時間をかけて手作業で集計されているケースもあります。MKAであれば、必要な商圏データは一通り入っていてスピーディに精度の高い分析ができ、すぐに地図上に可視化することができます。

さらに読売IS様は、今後仮想ペルソナ分析機能を使った分析も行っていきたいとのことでした。


別途導入している人流分析システム「KDDI Location Analyzer(KLA)」と連携して、店舗や施設の来訪者のペルソナを具体的に分析できる点を魅力に感じてくださっています。
統計データから見た居住者の属性と、実際の来訪者(人流データ)の属性を比較することで、例えば「この年代は取れていない」といった課題が見えてくると想定され、そういった課題をもとに広告提案につなげていきたいと語ってくださいました。

▶ 事例の全文はこちら
▶ 読売IS様の、人流分析ツールを使用した分析事例はこちら

城北宣広株式会社 様

分析に使用したツール:KDDI location analyzer
城北宣広さま
リテール領域を中心としたクライアントの折込チラシやデジタル広告等を軸としたストアプロモーションを幅広く手掛ける城北宣広株式会社様。
店舗の集客エリアや客層を知る手段がクライアント企業の顧客データありきとなり、競合店舗の商圏把握が難しい。位置情報データを店舗分析に活用したいが、分析回数が多いため都度課金形式だとコストがネックになっている。という課題を抱えていらっしゃいました。

KLAを導入後、まず店舗来訪者の居住地分析をして、店舗の商圏範囲を決め、オリコミチラシの配布エリアの選定を行っています。
最近ではデジタル広告の配信エリアの設定にも活用されています。また、クライアントの競合店舗の集客エリアや、性年代別の来訪者属性把握も行っています。


会員データありきだった“商圏の把握”が、KLAで行う位置情報を使った分析により、会員データが無くても、お客様の来店タイミングや来店ボリュームにおけるリアルなデータが取れるようになりました。
とくに、競合店の情報を容易に見えるようになっている点が一番の大きなポイントとのことでした。

▶ 事例の全文はこちら


ポスティング実施後の効果測定

効果的な集客には適切な分析と測定が欠かせません。 チラシを配布してどれだけの効果があったのかをきちんと測定することで、より効果的なチラシを作成したり、配布方法や配布エリアを改善したりすることができます。
チラシの集客効果や効果測定の方法については以下のコラムをご参照ください。
チラシ集客のコラム遷移バナー


まとめ

地域密着型のビジネスやイベント告知に効果的な広告宣伝手法であるポスティングは、チラシを住宅のポストに直接投函して行います。地域住民に直接情報を届けることができるため、高い効果が期待できます。
ポスティングを行う際には、ターゲットとなる地域住民に合わせたチラシのデザインや内容、配布エリアを適切に選定することが重要です。また、チラシの投函方法や配布時期にも注意が必要です。
ポスティングは、費用対効果の高い広告宣伝手法として多くの企業や団体で活用されています。地域住民に直接情報を届けたいと考えている場合は、ポスティングを検討してみてはいかがでしょうか。


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監修者プロフィール

市川 史祥
技研商事インターナショナル株式会社
執行役員 マーケティング部 部長 シニアコンサルタント
医療経営士/介護福祉経営士
流通経済大学客員講師/共栄大学客員講師
一般社団法人LBMA Japan 理事

1972年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。不動産業、出版社を経て2002年より技研商事インターナショナルに所属。 小売・飲食・メーカー・サービス業などのクライアントへGIS(地図情報システム)の運用支援・エリアマーケティング支援を行っている。わかりやすいセミナーが定評。年間講演実績90回以上。




電話によるお問い合わせ先:03-5362-3955(受付時間/9:30~18:00 ※土日祝祭日を除く)
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