技研商事インターナショナル技研商事インターナショナル
エリアマーケティングラボ
2021年11月11日号(Vol.104)
今後の出店戦略の勝ちパターンを得るためや、新規出店の立地把握のために、古くより行われている商圏分析。店舗周辺の住民の人口、家族構成、富裕度、消費傾向などを調べるのが一般的ですが、GPS位置情報の活用により、自店舗・他店舗含めた客足や客層をタイムリーに把握できる時代になりました。
このコラムでは、埼玉県川口市にある3つのショッピングセンター(SC)を例に、トラディッショナルな商圏分析に加え、新店オープンによる勢力図の変化を知る手法を具体的にご紹介します。
今回は下記3つのSCを例に、分析をしていきます。
・イオンモール川口(2021年6月オープン)※新店このように、場所が違うと商圏構造も異なります。
同じ基準で、同じデータで見ていくと違いが良く分かりますし、違いに応じた施策が考えていけるようになります。
このように、位置情報データを活用することで、自社店舗だけでなく競合店舗の客足や客層、集客状況などが可視化できるようになります。
このように、出店前後で獲得想定の人口や吸引率を可視化できます。
出店候補地をいくつか設定し分析することで、自社店舗の吸引率の高いエリアの選定に活用いただけます。
このように、様々な角度で商圏を分析・把握することで、今の店舗に足りていない施策は何か、効率よく実施するにはどうすればよいか、など多くの知見が得られます。
監修者プロフィール市川 史祥技研商事インターナショナル株式会社 執行役員 マーケティング部 部長 シニアコンサルタント |
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医療経営士/介護福祉経営士 流通経済大学客員講師/共栄大学客員講師 一般社団法人LBMA Japan 理事 1972年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。不動産業、出版社を経て2002年より技研商事インターナショナルに所属。 小売・飲食・メーカー・サービス業などのクライアントへGIS(地図情報システム)の運用支援・エリアマーケティング支援を行っている。わかりやすいセミナーが定評。年間講演実績90回以上。 |