導入事例レポート

エムシードゥコー株式会社

エムシードゥコー株式会社

本社所在地
東京都千代田区神田錦町3-23
事業概要
・商業施設敷地内での広告メディア開発と広告スペース販売
・ストリートファニチャーによる広告メディア開発と広告スペース販売 
公式サイト
https://www.mcdecaux.co.jp/

全国43都市でバス停、全国のショッピングモールや国際空港で広告媒体を運営されるエムシードゥコー様。広告ラインナップのターゲティング分析を目的に、2018年よりMarketAnalyzer™をご活用いただいております。採用の理由や導入後の評価など、マーケティング部アソシエイト・マネージャーの野田直世様に伺いました。

野田様のお仕事内容をお聞かせください

全国にあるバス停や、空港、ショッピングモールにある媒体など、弊社の媒体の効果・価値を調査・実証し、セールス活動に還元していくというのが大きなミッションです。広告掲出後の調査や、それ以前の媒体としての価値、市場調査などを、様々なツールを使って実証し、数値として残していく、というのが主な仕事になります。
また、全国で6,000ほどある広告面を、ターゲットや掲出目的等のニーズ毎にパッケージングしていく際の“根拠づくり”も、重要な業務のひとつです。

屋外広告においても高まる
詳細なターゲティングニーズに応えるために



どんな業務にご活用ですか?

導入当初より、特定のターゲットへの認知を目的とした「ターゲットネットワーク」という広告ラインナップの開発に活用しており、MarketAnalyzer™(以下、MKA)のもつ“エリアと紐づく統計データ”をもとに、我々の保有するバス停やモール内媒体の価値や特徴を振り分け、特定のパッケージを作成するというのが活用のベースです。

導入して3年が経ちますが、今は、屋外広告でも「こういう人向けて広告を出したい」とか「オリジナルでプランを作ってほしい」といったお客様のニーズやセールスの要望も高まり、ターゲティングの精度もより求められるようになっています。それに伴い、根拠をもってターゲット分析ができるMKAの出番も一段と増えています。

お客様やセールスの求める
具体的な広告ターゲット像に見合うエリアを
客観的なデータで浮き彫りに。

例えば、化粧品支出の多い、30~40代女性が多く住んでいるエリアのバス停に掲出したり、車を保有する若いファミリー層が多いショッピングモールを抽出したりする際に、MKAで該当するエリアを探し出すといった活用イメージです。
国勢調査を中心としたさまざまな統計データとエリアデータを組み合わせ、幅広いプランニングをすることで、お客様のニーズによりフレキシブルに対応できるようになりました。


【MarketAnalyzer™ 商圏内データ集計イメージ】
※画面はイメージです。エムシードゥコー様の実際の分析画面ではありません。


どのようなデータを分析されていますか?

前述の化粧品支出の多い、30~40代女性が多く住んでいるエリアのバス停に掲出したい、といったケースの場合だと、弊社のバス停から半径○○m圏内の消費支出の化粧品消費額と居住者の年代を分析し、それらの数値が高いバス停を抽出する、というようなプロセスを踏みます。

屋外広告にターゲティングを適用するのになじみのない方も多いのですが、公的な統計データを基にしているので、セールスも自信を持ってお客様に提案することができています。

個人の感覚ではなく、エビデンスを基にした
ターゲティングを提供できるため
お客様の幅広いニーズに柔軟に答えられるように。



お客様の反応は?

屋外広告におけるターゲティングニーズは以前より増えたものの、一般的にはまだまだ認知が高くないため、「こんな細かなターゲティングができるんだ」と驚かれることも多く、喜んでいただけています。実際に提案した広告に関しては、納得をもって掲出していただけますし、「じゃ、こういうことはできるの?」という風に次につながっていくことも少なくありません。
このように、他社の媒体と差別化を図り、お客様との関係性を築いていくためにも、MKAのようなツールを活用したロジカルなターゲティングは必要と感じています。

メリットや成果は何ですか?

お客様のニーズに応えられる範囲が広がった、というのが一番の成果です。よりたくさんのニーズや細かな要望に応えられるようになり、お客様に提案する機会や、提供できることが増やせるようになりました。

公的な統計データをもとにした分析のため、正確性と信頼性を確保できる、という点もメリットです。なんとなく、六本木はお金持ちが多そうだ、渋谷は人口が多そうだ、などのイメージ先行ではなく、データを基に、個人の感覚に依存する先入観を排除して客観的に分析できます。加えて、屋外広告では実現できなさそうな、WEB広告のような属性や嗜好のターゲティングも、MKAを使用してオフラインデータで再現できるのも大きな強みだと思います。

今後の展望について

MKAは、集計の範囲やできることはとても多く高機能なツールだと感じます。サポート体制は手厚く、どんな質問にも丁寧に対応してもらえます。説明しにくい部分はPCの画面共有などで分かりやすく説明してもらえるので心強いです。

まだまだ活用できるツールだと思うので、もっとデータ自体やデータの使い方の検証を行い、ビジネスへのリターンを見極めたうえで弊社なりの活用の幅を広げたいと考えています。
(取材日:2021年6月)

エムシードゥコー様の広告媒体

シティスケープ®

全国43の都市で展開するシティスケープ®は、公道に設置を許可されている唯一の大型広告媒体として、消費者との効果的なタッチポイントを広告主に提供する広告媒体です。スタンダードなネットワークに加え、特定のターゲットにフォーカスした「プラチナム」などのターゲットネットワークを展開しています。

モールスケープ®

モールスケープ®は、全国150店舗の大手主要ショッピングセンターにてネットワーク化された広告媒体。同社の分析では、モールスケープ®で広告を掲出した店舗では、実施前後の比較で顕著に売上が上がる結果が出ているなど、消費者のブランド選択の最後の一押しに貢献しています。


KDDI Location Analyzer活用インタビューはこちら

エムシードゥコー様には、GPS位置情報搭載型GIS「KDDI Location Analyzer」もご導入いただいております。
タイムリーな人流分析の活用について、お話を伺いました。


インタビュー記事を見る


導入頂いたシステム

GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer™」

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GIS(地図情報システム)「KDDI Location Analyzer」

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